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低髄液圧症候群の治療法を教えて下さい!

  • 質問者:KAZU
  • 質問日時:2008-03-12 18:06:15
  • 0

初めまして、看護師です。

念の為に、以下にURLを貼っておきます。

http://members.at.infoseek.co.jp/teizui_file/
http://www5e.biglobe.ne.jp/~ebinansc/teizuiekiatu.htm
http://www.geocities.co.jp/Beautycare/9918/
http://homepage3.nifty.com/mickeym/No.201_300/204teizuieki.html
http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0712zuieki.html

現在行われている治療法を以下に明記しますね。
(長くなるので、原因などはURLを参考に・・・)

◎安静臥床(静かに横になり寝る事)・・・
この疾患は、立位時、何らかの原因で身体の膜(主に硬膜)に生じた小さな孔
(あな)から、脳脊髄液が漏れ出し、結果、脳内の髄液量が低下、脳そのものが
下垂してしまい脳を支えている血管や神経が牽引されて発症すると考えられて
います。だから、重力の負荷を掛けず脳下垂をさせない為に横になる訳です。

◎水分補給・補液(いわゆる点滴など)・・・
そのまま日常生活を継続すると、脳脊髄液が減少=身体の水分(体液)が減少する
ことなので、定期的に水分補給は必要なのです。
病状によっては、入院して点滴を受ける場合もあります。(1500ml/day)

◎薬剤:カフェインやテオフィリン・ステロイドなどの服用。

◎硬膜外持続生理食塩水注入法(ECSI法)・・・
硬膜外腔という場所に、カテーテルを挿入して継続的に生理食塩水(体液の代わり)
を注入する。
これは、注入によってどこかに出来た孔の周囲に繊維化を促して孔をふさぎます。

◎硬膜外自家血注入法(EBP=通称:ブラッドパッチ)・・・
今のところ、これが主流です。
血液検査後、採血した自分の血を孔がある部分の脊椎硬膜外腔に注入。
自分の血液なので拒否反応もなく自然に血液が糊状に凝固・癒着することにより
孔をふさぐ。

◎手術・・・
上記の様々な方法でも改善しない場合は、孔の部位を手術する場合があります。
ただ、これは稀なケースとのことです。

他に、合併症として硬膜下血腫・硬膜下水腫(こちらが多い)があります。
理由は、髄液低下により脳内の静脈が拡張・充血し、更に脳の膜間に隙間が出来て
その静脈が伸び切った結果、わずかな刺激で破れて出血するからです。

余談ですが、原因不明の低髄液圧症候群患者の20%が慢性疲労性症候群(CFS)と
考えられています。
欧米では、交通事故やスポーツ障害の後に、慢性疲労性症候群を訴える患者が多い
ようです。慢性疲労性症候群と診断されてきた人達が低髄液圧症候群の治療を
受けて改善する場合があるので関連があると思われるとのことです。

私も、仕事上自分で情報収集・学習したレベルでの回答です。(^ ^;Δ
不十分ですが参考になれば幸いです。
長文&つたない文章にて失礼しました。

  • 回答者:ミサリン (質問から1日後)
  • 2
この回答の満足度
お礼コメント

参考になりましたありがとうございます

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